名前は聞いたことあるけど、そんなに怖い虫なのか、、外国の話かと思いきや訪日外国人が連れてきて日本でも被害が出ているとのことなので調べてみました。
どんな虫なのか?
南京虫(なんきんむし)や床虫(とこむし)と呼ばれていますが、本当の名前は『トコジラミ』。吸血性の寄生虫でカメムシの仲間。
成虫は5〜7mmに成長し、生命力、繁殖力が強い。人間に対する危険度が大きい害虫で、人間の血液を主としている。
衣服から露出している皮膚の柔らかい部分を指すと言われていて、人間が放つ二酸化炭素や熱に集まるとされる。
普段はあかりの届かないところに潜んでいて、夜行性。
トコジラミは翅(昆虫の羽)がなく、長距離を自分で移動はできませんが、人間の荷物や輸送される家具などにつき、分布を拡大している。
刺されるとどうなる?
刺咬時に唾液を注入する、この中に含まれる物質が原因でアレルギー反応を起こし、激しいかゆみが生じる。
かゆみは刺された当日より2日目以降の方が強い。刺咬の痕跡は2週間以上消えない。
伝染病は特にないとされる。
現状
日本国内も外国人観光客などが増えたことにともない、彼らの体や荷物に付着して、母国から持ち込まれたトコジラミが宿泊施設に入り込み、都市部の中心に問題になっている。
日本や海外でトコジラミに刺されて健康被害にあったと、客がホテルを訴えると言うケースもある。
駆除方法
住居では、畳の隙間やコンセントの隙間、カーテンの裏、壁の隙間、ベッドの裏や縁にいることが多い。
半透明楕円形の卵を産む、卵を全て発見し除去しないと再発生してしまう。
駆除方法はいくつかありますが、殺虫剤駆除と加熱駆除が一般的。
直接殺虫剤で駆除する場合エアゾールタイプ(殺虫剤のスプレー缶)が主流です。特に糞が付着している場所や通り道に念入りに散布する。
畳の裏などには、粉末状薬剤が効果的。(有効成分「ピレスロイド系のフェノトリン』)
旅先などで付着されないように荷物に防虫剤も効果的。(有効成分「パラジクロロベンゼン」)
加熱駆除をするときはスチーマーを使い、加熱殺虫します。
熱湯(80℃程度)で洗濯も効果があるとされる。
まとめ
日本国内でも被害があると言うことなので、人ごとではありません。
荷物には防虫剤入れたり、旅先の宿に被害がないかなどの事前に調べることも自分が被害に合わないために必要なことなのかもしれません。