バセドウ病気とは?!症状は?甲状腺って何?

落語家の方がバセドウ病の治療をしていると報道がありましたね。

バセドウ病とはなんなのか?まとめました。

バセドウ病とは?

バセドウ病は、体の中に甲状腺を刺激する物質ができることで甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態である甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気。

甲状腺とは、首のつけ根にある小さな臓器のことで、海藻などに含まれる『ヨウ素』(ヨードとも言われる、体になくてはならないミネラル。)を原料に、甲状腺ホルモンを作り、血液に分泌する。

甲状腺ホルモンとは、新陳代謝(脂肪や糖分を燃やし体の熱生産を高める。)をあげたり、胎児や小児が正常に成長、発達するための必要不可欠なホルモンになります。

女性に多い病気で男性1人に対して女性は5.6人程度。30代〜40代に多いとされています。

症状は?

疲れやすい、汗をかきやすい、動悸、脈が早い、息切れ、食べているのに痩せてしまう、イライラする、眠れない、などの症状がみられる。

これらは症状は、甲状腺ホルモンが大量に作られることで、新陳代謝が以上に高まることで起こります。(症状には個人差がある)

放っておくと、常に激しい運動をしているときと同じ状態が続くため、心臓に負担がかかり、働きが悪くなってしまう。

また、目が出る(眼球突出)やまぶたが腫れたりする場合がある。

治療法は?

甲状腺ホルモンを抑える薬物両方や放射線治療、手術による切除などがある。

自己免疫が関係している?!

免疫とは、ウイルスや細菌など外敵に対する『抗体』を作って体を守っています。

ですが、外敵でなく自分自身の体を攻撃する抗体(自己抗体)が作られると、それにより病気が引き起こされる場合があり、これが『自己免疫疾患』になり、バセドウ病もその中の一つになります。

なぜ自分自身の体を攻撃するのかはまだ解明されてないようです。

まとめ

男性より女性の発症率が高い。

遺伝や出産などの体の変化により自己抗体が高まり、甲状腺ホルモンが過剰に生産して、バセドウ病の症状がでる。