アニサキスによる食中毒とは?症状は?

ある回転すし屋さんでアニサキスという寄生虫により、男性が病院に搬送されるというニュースがありました。男性は快方に向かっているとのこと。

食中毒と言いますが、どのような症状なのか、かかってしまったらどうするのか、対策は?書いて行きます。

アニサキスとは

アニサキスとは寄生虫の一種で、その幼虫は長さが2〜3cm、幅は1mmぐらい白っぽく太い糸に見えます。

アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生することが報告されています。

寄生している魚が死亡後、内臓から筋肉(身)に移動します。

実際に釣りに行きアジ釣りに行って、持ち帰り捌いてみると身の部分に寄生しているのを見たことがあります 。

なぜ起こるのか

アニサキスは、海水中で卵が孵化し、オキアミ(小さいえび)など食べられ幼虫になる。

さらにオキアミはサバ、アジ、イカ、サケなど人がよく食べる魚の餌になります。その餌を食べた魚を人が食べると、人が食中毒になってしまいます。

人に対する影響は?

全ての寄生された魚を食べたら発症するわけではなく、生鮮魚介類を生で食べたり、十分加熱されてないものを食べることにより、発症します。

胃壁や腸壁に刺入して食中毒になります。

季節的に12月から3月の寒気に一番多い

症状は?

多くが急性胃アニサキス症で、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛みや悪心、嘔吐の症状が見られる。

急性腸アニサキス症、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状が見られる。

食中毒が疑われるときは医療期間に速やか受信する。

予防方法

まずは鮮度を徹底すること。目視で確認すること。

十分な加熱をすること。(70℃以上)

十分な冷凍をすること。(−20℃で24時間以上冷凍)

内臓が除去されてない場合は早く取る。

まとめ

魚を買うときは新鮮なものを選びましょう。身に寄生虫がいないか良く見る。いたら取り除く。

日本人は魚を生で食べる週間があるので、食べる前によく確認しましょう。

食酢や塩漬け、醤油やわさびでは寄生虫は除去できない。

一番の予防方法は加熱すること。